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動くことで、心が整う。生み出すことで、豊かさが育つ。
心が不安定なとき、私たちはつい、楽な方へ気持ちが流れてしまう。
動くのが億劫で、何も手につかず、気づけばスマホを眺めたり、甘いものに手を伸ばしたり。
けれど、その「楽さ」は、ほんの一時の安心をくれるだけで、気づけば虚しさが押し寄せてくる。
楽なことの多くは、どこかに「対価」がある。
浪費や依存につながることもある。
そんなときこそ、意識して「体を動かす」ことが大切だと思う。
手を動かす。足を動かす。
部屋を片付ける。モノを整える。
すると、心も少しずつ整っていく。
「片付ける」は「片を付ける」こと。
自分の手で、空間や感情にケリをつける。
動くことで、気持ちの停滞にも風が吹き込む。
そしてもう一つ、大切なこと。
完成されたものをただ受け取るのではなく、自分で何かを生み出していくこと。
便利な世の中では、多くのものが簡単に手に入る。
けれど、本当の豊かさは「与えられるもの」ではなく、「自分でつくり出すもの」なのかもしれない。
何かを作る。考える。育てる。
自分の内側から湧き出たものを形にしていく。
それは不器用でも、小さくても、かけがえのない「自分の豊かさ」になる。
動くこと。整えること。生み出すこと。
その積み重ねが、心の安定や生きる実感につながっていくのだと思う。
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