心と環境の整頓

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心が乱れたときこそ、まず部屋を整える

心が乱れているときほど、部屋が散らかりやすく、モノがあふれてしまうものです。心が枯渇していると、無意識のうちにモノでその空白を埋めようとしてしまいます。しかし、その結果として、正しい判断力や思考までもが鈍りがちになります。

そんなときこそ、まず部屋を片付けてみることが大切です。不要なものを処分するだけで、思いのほか気持ちが落ち着き、心が軽くなるのを感じるはずです。意外にも、モノを「買う」ことで得られる満足感より、「捨てる」ことで得られる解放感のほうが後腐れがなく、罪悪感も少ないものです。

逆に、何かを強く欲しているときは、自分の心が乱れている、もしくは枯渇しているサインかもしれません。そういうときに買い物をしても、満足できず、結局いらないものを手にしてしまったり、自分にがっかりしてしまったり…。それは「心の乱れ → 衝動買い → 後悔 → 自己否定」という負のループを生む原因となります。

心が乱れているときの外出も注意が必要です。ショッピングセンターやゲームセンターのような、お金で欲求を満たす場所は、そうした負の感情をさらに刺激してしまいます。また、人混みも要注意です。自分の心に余裕がないときは、他人の嫌な部分ばかりが目についてしまい、さらにストレスが増幅してしまいます。

そんなときは、静かな家で一人の時間を過ごすのがおすすめです。もし可能なら、公園や海など、自然に触れられる場所で過ごしてみるのも良いでしょう。たとえ忙しくても、朝少し早く起きて、誰にも邪魔されない1〜2時間を確保することはできるかもしれません。

モノとの距離、人との距離、そして欲求との距離。心が疲れたときには、それらとの間に一度ゆっくりと「間」を置いてみることが、心の整理整頓につながっていきます。

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